芦花公園著「ほねがらみ」幻冬舎文庫

芦花公園著「ほねがらみ」読了。
芦花公園先生の佐々木事務所シリーズ3作を立て続けに読んだ後で、デビュー作の本書を手に取りました(私は面白い小説に出会えると、同じ作者の本を続けて読む癖があるのです。)。
ノンシリーズの作品かと思っていたら、まさかの「佐々木事務所シリーズエピソードゼロ」だったのでテンションが上がって楽しめました。
個人的には、刊行順に「ほねがらみ」→佐々木事務所シリーズと読むよりも、佐々木事務所シリーズ→「ほねがらみ」と読んだ方が楽しめるし怖いと思いました。
私自身がど田舎の山育ちで、祟り神を鎮めた神社が身近にあったり、氏神様への信仰が生活に根付いている集落で生まれ育ったので、ホラー小説内での因習村のリアリティには厳しい読者なのですが、本書は「マジで怖い」と思わせる迫力がありました。
 
芦花公園先生の文庫本が出たら、これからもすべて読んでいこうと思います。
 
あと「ほねがらみ」を読んでいる間に電子レンジが壊れました。5年目だったので寿命っちゃ寿命なのですがビビった…