ゼロ年代におけるオタクの思索と実践の継承

この4年間程どん底だった私のうつ病の調子が、2023年4月下旬ごろから急激に回復しつつあり、色々なことに挑戦したいという意欲が湧いてきている。

あれもしたい、これもしたいという焦燥感と好奇心とがないまぜになった気持ちになっていて、これほど浮き足だっているのは、第一志望の大学学部に合格したゼロ年代後半の頃以来かもしれない。

東京から遠く離れた田舎の高校生だった頃の僕は、宮脇書店で平積みとなっていた東浩紀先生の「動物化するポストモダン」を読んで、これからの日本の思想的支柱となるのはこれまで社会から虐げられてきた我々オタク階級たちだ!と鼻息を荒くした。

私も一端のオタクであると自認する以上、オタク=知識階層としてのノーブレス・オブリージを果たすべく大学人として積極的に学問を修め、学問的見知から実践的に提言・行動するインテリ文化人になりたいと思ったものだ。そんなゼロ年代の頃の高揚感を懐かしく思い出している。

今私がやりたいことは、幸いなことに、私一人でできることばかりである。現在のやりたいことの優先順位は次の通り。

  1. 英語を話せるように学び直す(一億人の英文法・duo3.0・英単語の語源図鑑・速読英単語)
  2. ブログ・エッセイ・小説を執筆する
  3. 法思想史を学び直す(田中正人著 箱庭西洋史福田歓一著 政治学史→ カールポバー著 新訳 開かれた社会とその敵)